シルバーウィーク・フリーきっぷの旅 |
今回の旅は、ひたすら鉄道に乗る旅です。いわゆる乗り鉄の旅です。
今年の9月はシルバーウィークということで、5連休です。来年3月に北海道新幹線が函館北斗まで開通します。そうなると、在来線で海峡トンネルは通れなくなります。今のうちに通らねば・・・。
9月19日 柏崎駅 6時44分発 信越本線 快速「おはよう信越号」 新潟行 に乗ります。510円の指定席券が必要ですが、特急「しらゆき」と同じ車両になったので、ま、良いか・・。
途中、新津駅では、今回も「SLばんえつ物語号」がスタンバイしていました。こちらも以前とは客車が違います。バージョンアップしています。
もう一度、快速「おはよう信越号」を撮って出発します。
新潟駅 8時31分着 8時43分発 白新線・羽越本線・米坂線 快速「べにばな号」 米沢行 に乗り換えます。米坂線は幼い頃に一度乗ったことがあるようですが、米沢まで行ったことは無いので、今回は初めての路線です。ワンマンカー2両編成なので、ひょっとして座れないかも?と思ってましたが、無事座席キープ出来ました。
この列車は途中、坂町駅までは快速ですが、米坂線に入ってからは各駅停車になります。山形県に入ってからの途中、今泉駅で山形鉄道・フラワー長井線の車両が見れました。かなりローカルです。
米沢駅 11時31分着 米沢駅 11時36分発 奥羽本線 山形行 に乗り換えます。奥羽本線も福島駅から新庄駅までは愛称・山形線というようです。
山形駅 12時25分着 山形駅 13時33分発 奥羽本線 新庄行 に乗り換えます。山形駅では時間があるので、ちょっとばかり駅を出て昼食タイムにしました。新庄までは山形新幹線と共用線なのでレールが3本あります。
新庄駅 14時42分着 新庄駅では山形新幹線のリゾート車両「とれいゆつばさ号」(車内に足湯ありの電車)が入っていました。
また、リゾート列車の陸羽東線・快速「リゾートみのり号」も入線していました。新庄駅ホームは変則H型のホームです。写真右側が1、2番線で、中央通路を挟んで左側が3、4番線です。
新庄駅でも少し時間があるので、駅前まで出てみます。駅舎内には祭りの飾りがあったり、駅前にはカラクリ時計があったり、なかなかお洒落な駅です。
新庄駅 15時37分発 奥羽本線 秋田行 に乗ります。ここから秋田駅までが奥羽本線一番のローカル線のようです。途中、湯沢、横手、大曲と通り、大曲からは秋田新幹線と同じ線路になるため、新幹線の複線の1本に在来線レールが1本入った面白い軌道になっています。
秋田駅 18時12分着 秋田駅18時41分発 奥羽本線 大舘行 に乗り換えます。秋田では雨が降っている中で花火が上がってました。1日目は大舘で泊まりです。
大舘は忠犬ハチ公の故郷です。駅前にはハチ公の銅像がありました。
9月20日 大舘駅 5時55分発 奥羽本線 弘前行 に乗ります。
弘前駅 6時38分着 弘前駅 6時40分発 奥羽本線 青森行 に乗り換えます。ここから新青森駅まで乗ります。
新青森駅 7時21分着 新青森駅 8時9分発 津軽海峡線 特急「白鳥93号」 函館行 に乗り換えます。実はフリー切符の乗車券が有効になるのは、白鳥号の自由席だけなんです。しかも自由席は2両だけ・・・。そのために、大舘を一つ早い電車で出てきたのですが・・・。新青森駅自由席乗り場は早くも長い列ができてました。その後どんどんと人の列は長くなっていきましたが、何とか座席をキープできました。電車は超満員。読みが当たって良かった〜。
この津軽海峡線を通る特急白鳥号も来年3月で見納めです。この海峡トンネルを通るのは今回初めてです。昔は青函連絡船に乗っていたんですから・・・。トンネル通過は約30分程かかりました。今年春?まであった海底駅はホームが残っています。新幹線が来春、函館北斗駅まで開通するので、海峡線の役割は、その後、貨物線用になります。
五稜郭駅 10時21分着 五稜郭駅 10時41分発 函館本線 特急「北斗5号」 札幌行 に乗り換えます。予定では函館駅まで行って、乗り換えのつもりだったんですが、特急白鳥が20分以上遅れたので、五稜郭駅でしか連絡しなくなりました。
特急「北斗5号」はキハ182という気動車なんですが、数々の改良を重ねて、非常にパワフルで良いサウンドの気動車でした。内装は古いタイプの車両なので、懐かしい感じです。大沼公園、駒ケ岳、噴火湾がきれいです。昔、良く乗っていたのは特急「おおぞら号」・・、それから約40年ぶりの列車での北海道です。
長万部駅 11時59分着 長万部駅 12時10分発 函館本線 小樽行 に乗り換えます。先程も書いたように、ここから札幌駅まで室蘭本線経由では何度も通っていたのに、この函館本線のニセコ経由は初めてになります。
長万部駅を出ると、列車はエゾ松などの保安林に囲まれた山の中を通り抜けます。途中の倶知安駅は今は表示が「くっちゃん」というヒラガナ表示に変わっていました。羊蹄山のふもとを離れると、列車は余市へと下っていきます。余市駅では多くの乗客が列を作っていました。昔は見れなかった光景です。マッサン効果ですね。
小樽駅 15時29分着 小樽駅 15時34分発 函館本線 快速「エアポート180号」 新千歳空港行 に乗り換えます。この電車はクハ733の新型車で、電車で新車の匂いを感じたのは初めてでした。きれいで良い車両です。札幌周辺の高架化はすべて終わり、ずいぶんと景色も変わってました。
札幌駅16時6分着 今日はここで泊まらずに、今夜帰路につきます。何せ乗り鉄ですから(笑) 札幌ではススキノまで行ってラーメンを食べたり、狸小路を散歩してビールを飲んだり。また、苗穂の駅前温泉に行ったりして過ごしました。駅ビルは以前来た時は工事中だったのが、綺麗に完成していました。
札幌駅 22時00分発 千歳線・室蘭本線・函館本線・津軽海峡線 急行「はまなす号」 青森行 に乗ります。このブルートレインと呼ばれないブルートレイン(寝台客車)も北海道新幹線が開通すると廃止されます。日本を現在走っている最後の定期運行の夜行のしかも機関車牽引の客車です。本当はこの「はまなす号」の寝台席が取れれば、もう少し道東方面まで足を伸ばせたんですが、何せマニアに人気のチケット。しかもシルバーウィークなのでこの日の上り指定席しか取れませんでした。
この「はまなす号」は最古参の車両なので、廃止後は廃車されそうです。あと半年走るだけなんですよ・・・。
札幌駅から函館駅まではDD51というディーゼル機関車で牽引します。警笛の音がなんとも夜汽車の郷愁を誘います。また車内放送のチャイムが昔のチャイムで懐かしいです。(最後にこのチャイムを聞いたのは、急行「きたぐに号」でした。)
列車は、北海道新幹線の海峡トンネル内工事などのため、函館駅に1時間チョイ停車します。深夜なのでお店はしまっていますが、駅を出てストレッチします。函館駅には新幹線は乗り入れしないですが、きれいな駅舎になっていました。
9月21日 青森駅 6時19分着 札幌駅を出て8時間かけて青森駅に着きました。なかなか寝れないし、疲れました。乗り継ぎには時間があるので、急行「はまなす号」とお別れしたり、旧連絡船の公園を散歩したりして時間調節です。
青森駅 7時36分発 奥羽本線 弘前行 に乗ります。予定は7時55分発の電車でしたが、1本早い電車で弘前駅まで向かいます。
弘前駅 8時17分着 弘前でも少し時間があるので駅を出てみますが、まだ開いてるお店がありません。仕方ないので、駅をブラブラ・・・。
弘前駅 9時2分発 奥羽本線 大舘行 に乗ります。ここから大舘駅までも往路と同じ路線です。電車は奥羽本線100周年記念カラーの車両です。
大舘駅 9時44分着 大舘駅10時4分発 奥羽本線 秋田行 に乗り換えます。大舘駅は花輪線の乗換駅。ここから花輪線も乗りたかったんですが、盛岡や仙台方面の宿がとれなくって、今回は断念しました。
秋田駅 11時50分着 秋田駅 12時8分発 羽越本線 酒田行 に乗り換えます。秋田駅を出てしばらくすると、電車は海沿いを走ります。左手に鳥海山、右手に海でなかなか眺めの良い路線です。
酒田駅 13時55分着 酒田では時間があるので市内へ出てみます。駅の観光案内所で無料のレンタサイクルを借りられるので便利です。山居倉庫(江戸時代からの米問屋さんの倉庫らしい・・)など人気の観光スポットがあります。
酒田駅 16時11分発 羽越本線・白新線 リゾート列車 快速「きらきらうえつ号」 新潟行 に乗ります。電車内で地酒の呑み比べが出来たり、ラウンジがある快適な車両です。今回、初めて乗ってみました。
この「きらきらうえつ号」の売りは、上り列車の夕日です。粟島辺りに陽が落ちていき、最後は佐渡に沈んでいく夕日は綺麗でした。乗客はみなカメラマンになっていました(笑)
新潟駅 18時32分着 新潟駅 19時00分発 越後線 柏崎行 に乗り換えます。いよいよ最後です。新潟駅では19時2分発の信越本線経由柏崎行という電車もあります。2分後発ですが、柏崎駅には同着です。なかなか面白いセッティングになっています。
柏崎駅 21時01分着 ついに戻ってきちゃいました。19日が10時間57分の乗車。602.8km。20日が8時間51分の乗車で、521.5km。20日夜から21日で、17時間40分の乗車で、1014.9km。3日間で37時間28分の乗車。全行程距離 2139.2kmでした。頑張りましたね。こんな無茶も最後かな? ま、旅は楽しいです。
|
2015年9月23日 記
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||